院長ブログ

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2019年08月25日

五十肩は早期治療が改善への近道

こんにちは!もりた鍼灸院の河野です! 今回は五十肩について、痛みと可動域制限を改善するための治療法を中心に紹介します。 五十肩は人によって治るスピードはそれぞれですが、時間経過とともに軽快するが故に、命に関わる病気ではないので医学的に研究が進んでないのも事実です。整形外科では痛み止めや湿布を処方されただけで、行き場のない痛みでお困りの患者様は少なくないのではないでしょうか。「薬を飲み続けるのも嫌だし・・・そのうち治るだろうけど激痛で辛いから早く治したい・・・」そんな患者様が当院へお越しになります。       ○五十肩ってなに? 五十肩とは、50代を中心に40代〜60代で発病する肩周囲の疼痛と運動制限のことで腕や肘まで痛みを出すこともあります。以前より肩の動きが悪くて引っかかる感じがしたり、音が鳴る、ピリッとした痛みが一瞬走るなど、軽い症状から始まります。これらの症状は一瞬気になる程度ですぐに良くなりますが、何か肩に負荷がかかるきっかけがあると、五十肩に移行していきます。 例えば、引越しなどいつもと違う動きが加わったり、肩が冷えたり、無理に肩を動かすことが引き金になるのです。 夜間の痛みが強い場合や局所の熱感がある場合は「石灰沈着性腱板炎」が疑われるので、整形外科での治療が必要になります。     ※石灰沈着性腱板炎・・・ 40~50歳代の女性に多くみられます。肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じる事によって起こる肩の疼痛・運動制限です。夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多く、痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かすことが出来なくなります。 この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時がたつにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していきます。石灰が、どんどんたまって膨らんでくると痛みが増してきます。そして、腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。 五十肩の症状とよく似ており、X線(レントゲン)撮影によって腱板部分に石灰沈着の所見を確認する事によって診断します。         ○五十肩を治すにはどうしたらいいの? 五十肩を早く治すには鍼で骨膜を刺激することが有効です。 骨膜とは骨を包んでる膜のことで、筋膜と同様に痛みを感じるセンサーがあります。 五十肩の7割は骨膜が痛みを出していて、骨膜を刺激することで通常よりも治りを良くします。五十肩はなかなかスカッとは改善しないのが現状ですが、トリガーポイント形成部位に鍼刺激を入れて、症状と似たような感覚(これを認知覚といいます)を出すことで、治療しないよりは生活の質が向上すると患者様からお声いただきます。   また、治療をすることで可動域が広がるので、痛みを感じない範囲で動かして循環を良くしていくことも大切です。         ○早期治療が長引かせないポイント いつか治るだろうと放置した場合には、長引いてしまうことが多いように感じます。 ピリッと痛みが一瞬走ったり、少しでも肩に異変を感じた時に治療を始めることで、重症化せずに済むので、ちょっとでもいつもと違うかも?と思ったらすぐに治療を始めることをオススメします。   肩の痛み、その他痛みやしびれ、自律神経の不調でお困りの方は下記メール、お電話にてお気軽にお問い合わせください^ – ^   参考文献 ・石灰沈着性腱板炎(石灰性腱板)日本整形外科学会     もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号 電話番号 0422-47-8538 メールアドレス:moritaacu@gmail.com 営業時間 AM9:00〜PM8:00 定休日 不定休 アクセス 三鷹より徒歩3分 当院facebookページはこちら http://bit.ly/1TL7Zxy

2019年08月17日

どこへ行っても治らない首の痛みを治す方法

こんにちは!もりた鍼灸院の河野です! 寝違えによる首の痛みは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか? 日常生活で欠かすことのできない首が動かせなくなると、かかるストレスは大きくなります。 東洋医学的にはツボを使う先生もいらっしゃいますが、首の痛みを根本から取り除くにはトリガーポイント鍼療法をオススメいたします。     ○首の痛みを根本から取り除く方法 62歳女性/首の痛み————————————————————————————————————- 昔から首や肩のコリはひどくありましたが特にケアはしてこなかったのが原因なのか、 2ヶ月前から左肩が石のように固くなり、それからだんだんと首が強張ってきて少し回すと痛むようになりました。寝違えかな?と思い、2・3日で治ると思っていたらどんどんひどくなり、朝、起き上がる時に首の筋に激痛が走るのが辛いです。 整形外科で診てもらいステロイドやヒアルロン酸を打ってもよくならず、中医学の鍼や筋膜リリースの整体に行ったけど症状は変わりません。 ———————————————————————————————————————————     長年の首肩こりが蓄積することで、ある日突然症状を出すことはよくあります。 トリガーポイント鍼療法は痛みの原因になっている筋肉(筋膜)に直接、鍼(ハリ)でアプローチしていきます。どこへ行ってもなかなか良くならない首の痛みも、痛みの原因になっている筋肉(筋膜)に刺激を入れることで、痛みを根本から取り除くことができます。 トリガーポイント鍼療法についてはこちらの記事をご参考ください↓   トリガーポイント鍼療法ってどんな治療法?     ○整体でも良くなる人もいるってほんと? では、整体でも良くなるのはどのような症状なのでしょうか? 筋肉をストレッチさせることで一時的に痛みの抑制と筋肉の弛緩がおこります。 一時的に筋肉を動かせるようになるので循環が良くなり、さらに「痛くない!」という思い込み効果も働き、脳の抑制がかかることで症状が改善する場合があります。 寝違えなどの軽い症状や放っておいても良くなるような首の痛みは整体で良くなりますが、長年の蓄積で重症化した症状は整体では厳しいのかもしれません。痛みを根本から取り除くことで、再度症状が出にくくなります。     ○突然、首が動かなくなった私の体験談 ピキッとした感覚から始まり、首が全く動かなくなったことがあります。 ちょうど国家試験が近かったので、長時間のデスクワークで同じ姿勢が続いたことで、首に負荷がかかり首が回らなくなったのです。 トリガーポイント形成部位に鍼刺激を入れてもらい、 症状に近い感覚(これを認知覚といいます)を出すことで首はすぐに回るようになり、即効性に驚きました。 (※ 症状の重症度により個人差個体差はあります。)         ○首の痛みを予防するにはどうすればいいの? オススメとしては、お風呂に浸かりながら1分間かけて右にゆっくり一周回して、左も同じように1分間かけて回していきます。毎日、これを3週間続けていけば首肩こりが軽減します!首の痛みを出さないためにも日頃からのケアが大切です。是非お試しください^ – ^     首の痛み、その他痛みでお困りの方は下記お電話、メールにてお気軽にお問い合わせください。     もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号 電話番号 0422-47-8538 メールアドレス:moritaacu@gmail.com 営業時間 AM9:00〜PM8:00 定休日 不定休 アクセス 三鷹より徒歩3分…

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2019年08月05日

鍼灸でできる産後ケア

      こんにちは!もりた鍼灸院の河野です! 先日、ニューヨークの先生からご紹介いただいたご夫妻が無事に出産を終えて、産後ケアで当院へいらっしゃいました。  産前とは違った生活環境になり、十分に睡眠をとることも出来ずに疲労がたまり、ホルモンバランスの変化なども重なり様々な体調の変化が起こります。 産前とは違う体調に悩まされている方も少なくないです。今回はそんな産後の女性の体のケアについて鍼灸との関わりについて書いていきます。     ○鍼灸でできる産後ケア   よく患者様から トリガーポイント鍼療法はスポーツ選手向けですか?と質問をいただきますが、 不妊治療や産後ケア、 お子様からお年寄りまで幅広い年代の方に対応しています。 トリガーポイント鍼療法は『体の痛みやしびれ』、『自律神経』にアプローチしていく鍼のやり方の一つです。産前とは違った生活リズムによる自律神経の不調や肩こり、腰痛、膝痛などに効果があります。 ○出産後このようなお悩みはありませんか?   ・腱鞘炎 ・肩こり ・腰痛 ・背部痛 ・股関節の痛みがある ・恥骨部に痛み、違和感がある ・自律神経の不調  ・顔の強張り ・頭痛 ・めまい  …etc 育児の際の抱っこ、授乳、オムツ交換などの屈む動作、しゃがむ動作などの 繰り返し行われる日常生活動作により体に負担がかかることで様々な症状を出します。 また、産後特有の「恥骨部の痛み、違和感」にもトリガーポイント鍼療法が効果的です。 ○産後の顔の強張り、違和感の原因ってなに? 「顔が強張って半分下がっている感覚がある」とご相談いただくことがあります。 顔面の神経がおかしくなってしまったのではないか?と不安になりますよね。 お顔の違和感は実は、首や肩の凝りからくることがほとんどです。授乳で同じ姿勢が続いたことで、首や肩に負担がかかっていたことでお顔の違和感をだしていました。 それについて詳しくはこちらのブログをご参考ください↓   首肩凝りからくる痛み、首肩凝りを予防するのにオススメの枕   ○まとめ 産前から産後へと変わる女性のこころと体、そして環境の変化も女性には大きな負荷がかかります。 実際にお身体の状態を診ていくと、殿部や腰、首肩、太ももなど様々なところが凝っていたりむくんでいたりします。 このような産後の大変な時期、自分の体よりも赤ちゃんを優先してしまうのは仕方のないことですが、 ママ自身が心身ともに健康であることで大変な育児を少しでも軽減していけるのではないでしょうか。 産後の生活を豊かにするために、育児を快適に行うために自分自身のケアをしていきましょう。     当院ではプライベート空間で授乳スペースも完備しております。 女性スタッフも対応しておりますので、産後ケアでお困りの方は下記メール、お電話よりお気軽にお問い合わせください^ – ^     もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号…

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2019年07月27日

こんな人は基礎体温をつけましょう

    こんにちは!もりた鍼灸院です。     よく患者様に「基礎体温をつけた方がいいですか?」と聞かれることがあります。 基礎体温のグラフに一喜一憂したり、特別な日を逃してはならないということがストレスになってしまって測るのをやめてしまった方も少なくないですね。 クリニックに通院してる方は担当医の先生の意向に沿っていただいて、あくまで私の個人的に基礎体温をつけた方がいいケースを以下2点あげていきます。         ○クリニック通院経験のない方 クリニックに通院経験がまだなく、自己流のタイミング法でトライ中の方は基礎体温をつけた方がいいでしょう。排卵すると基本的に体温は上がります。生理が来てたとしても”無排卵出血”の可能性も否定できませんので基礎体温を測ることで、排卵の有無をある程度確認することができます。また、数周期分の基礎体温が蓄積すれば、生理周期が定期的の人なら、排卵時期が予測しやすくなります。   また、基礎体温表が安定しない方でもトリガーポイント鍼療法で基礎体温を整えることができる場合があります。 基礎体温とトリガーポイント鍼療法の関わりについては前回のブログをご参考ください↓   基礎体温を整えることで妊娠率って上がるの?         ○自然周期で胚移植をする方 自然周期での胚移植とは、すなわち自己黄体が存在する状態で胚を移植することです。たいしてホルモン補充周期での移植は自己黄体が存在しません。 自然周期での移植後から判定日までの間に、体温が下がるようなことがあると、黄体機能が低下したことが示唆されるので、その際にはクリニックにて黄体ホルモン剤を投与することでこれに対するアプローチが可能になります。こういった方針をとっているクリニックはそもそも患者さんに基礎体温をつける指示をしていますけどね。       不妊でお困りの方は下記のメール、お電話よりお気軽にお問い合わせください。 当院では女性スタッフが対応しております。     もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号 電話番号 0422-47-8538 メールアドレス:moritaacu@gmail.com 営業時間 AM9:00〜PM8:00 定休日 不定休 アクセス 三鷹より徒歩3分 当院facebookページはこちら http://bit.ly/1TL7Zxy

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2019年07月14日

原因不明の胸痛(胸痛症候群)を治したい!

    こんにちは!もりた鍼灸院の河野です(^^) 最近、「右胸が痛い」「背中(肩甲骨あたり)が痛い」「深く息が吸えない」という主訴をお持ちの患者様がご来院されました。胸が痛くて最初に皆様がお考えになるのは、肺や心臓に何か問題があるのではないか?ということではないでしょうか?ですが、実は原因が筋膜にあることも多々あります。※筋膜とは筋肉を包んでいる膜のこと。     ○原因不明の胸痛(胸痛症候群) 症例1)30代女性 右胸と肩甲骨のあたりが痛くて息が深く吸えない。また、咳をするとなんか胸が痛むという症状で、循環器内科を受診したところ血液検査、ホルター検査など検査をしても異常はなく、次に整形外科を受診したが原因はよく分からない・・・と言われてしまった。仕事もあるので早く痛みを取り除きたいとのことでした。 病院に行ったけど心臓や肺、レントゲンに異常もなく胸痛を訴える患者様がよく当院にいらっしゃいます。   ○胸痛の原因になっている筋の見つけ方 問診を進めていくと、その患者様は介護のお仕事をされていて、胸を丸めてかがんだ時に特に痛くなるということでした。 それがどう関係してるの?と疑問に思うかもしれませんが、我々トリガーポイント鍼療法の適応か否かを考える時に、まず動きで痛みの変化が出るかどうかをポイントの一つにしています。 痛みは身体を伸ばしたり、曲げたりすると消失したり、逆に出現したりします。くしゃみをすると腰に響いて痛みを出すのも筋肉が急激に縮んだことによるものです。胸を丸めてかがむ姿勢で痛みが強く出るというのは、丸めたことによって筋肉(筋膜)が伸び縮みしたことによって痛みが出現したことになります。   ○痛みがある部分が原因とは限らない 痛みがあると原因はその場所にあるだろうと考えるのが一般的だと思います。腰が痛ければ、その場所に鍼治療をしたりマッサージをすることが多いのではないでしょうか。中には治療を続けていても症状が一瞬和らいだように感じるが、またすぐに症状が戻ってしまう。週に何回も通ったけど効果がない様に感じる。この様な症状で他院からお越しになる患者様も多いです。トリガーポイントは痛い場所が原因ではない、という特徴があるので、今回の胸痛の原因になっている筋肉は背中にある姿勢を保持する筋肉にありました。背中の筋肉に鍼を刺した時に症状のある胸の方へ痛みの再現(これを認知覚と言います。)があり2回の治療で症状は改善しました。もちろん患者様の身体の状態はひとりひとり違うので、治療の期間や改善の仕方は様々です。     ○まとめ ・原因不明の胸痛は筋肉(筋膜)に原因があることがあり、トリガーポイント鍼療法の適応範囲である ・筋肉の伸び縮みを参考にして痛みの原因になっている部分を探します ・痛い場所以外に原因があることがある   当院ではどこへ行っても原因が分からないけど痛みで困っている、辛い症状を早く取り除きたい、という患者様が多くご来院されます。原因不明の痛みや不妊でお困りの方は是非下記お電話、メールにて当院へご相談ください。     もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号 電話番号 0422-47-8538 メールアドレス:moritaacu@gmail.com 営業時間 AM9:00〜PM8:00 定休日 不定休 アクセス 三鷹より徒歩3分 当院facebookページはこちら http://bit.ly/1TL7Zxy