原因不明の胸痛(胸痛症候群)を治したい!

 

 

こんにちは!もりた鍼灸院の河野です(^^)

最近、「右胸が痛い」「背中(肩甲骨あたり)が痛い」「深く息が吸えない」という主訴をお持ちの患者様がご来院されました。胸が痛くて最初に皆様がお考えになるのは、肺や心臓に何か問題があるのではないか?ということではないでしょうか?ですが、実は原因が筋膜にあることも多々あります。※筋膜とは筋肉を包んでいる膜のこと。

 

 
○原因不明の胸痛(胸痛症候群)

症例1)30代女性

右胸と肩甲骨のあたりが痛くて息が深く吸えない。また、咳をするとなんか胸が痛むという症状で、循環器内科を受診したところ血液検査、ホルター検査など検査をしても異常はなく、次に整形外科を受診したが原因はよく分からない・・・と言われてしまった。仕事もあるので早く痛みを取り除きたいとのことでした。

病院に行ったけど心臓や肺、レントゲンに異常もなく胸痛を訴える患者様がよく当院にいらっしゃいます。

 

○胸痛の原因になっている筋の見つけ方

問診を進めていくと、その患者様は介護のお仕事をされていて、胸を丸めてかがんだ時に特に痛くなるということでした。

それがどう関係してるの?と疑問に思うかもしれませんが、我々トリガーポイント鍼療法の適応か否かを考える時に、まず動きで痛みの変化が出るかどうかをポイントの一つにしています。

痛みは身体を伸ばしたり、曲げたりすると消失したり、逆に出現したりします。くしゃみをすると腰に響いて痛みを出すのも筋肉が急激に縮んだことによるものです。胸を丸めてかがむ姿勢で痛みが強く出るというのは、丸めたことによって筋肉(筋膜)が伸び縮みしたことによって痛みが出現したことになります。

 

○痛みがある部分が原因とは限らない

痛みがあると原因はその場所にあるだろうと考えるのが一般的だと思います。腰が痛ければ、その場所に鍼治療をしたりマッサージをすることが多いのではないでしょうか。中には治療を続けていても症状が一瞬和らいだように感じるが、またすぐに症状が戻ってしまう。週に何回も通ったけど効果がない様に感じる。この様な症状で他院からお越しになる患者様も多いです。トリガーポイントは痛い場所が原因ではない、という特徴があるので、今回の胸痛の原因になっている筋肉は背中にある姿勢を保持する筋肉にありました。背中の筋肉に鍼を刺した時に症状のある胸の方へ痛みの再現(これを認知覚と言います。)があり2回の治療で症状は改善しました。もちろん患者様の身体の状態はひとりひとり違うので、治療の期間や改善の仕方は様々です。

 

 
○まとめ

・原因不明の胸痛は筋肉(筋膜)に原因があることがあり、トリガーポイント鍼療法の適応範囲である

・筋肉の伸び縮みを参考にして痛みの原因になっている部分を探します

・痛い場所以外に原因があることがある

 

当院ではどこへ行っても原因が分からないけど痛みで困っている、辛い症状を早く取り除きたい、という患者様が多くご来院されます。原因不明の痛みや不妊でお困りの方は是非下記お電話、メールにて当院へご相談ください。

 

 

もりた鍼灸院

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