不妊治療

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2021年07月08日

妊娠に近づくクリニック選びとは?

  不妊治療の成功への近道は クリニック選びにかかっていると 言っても過言ではありません。   当院でも施設選びについてのご相談を受けますが、 自信を持ってお勧めできるクリニックは 都内でもそれほど多くはありません。   患者さんは 口コミに頼るしかなく、 実際に通ってみないと実情もわからず、   さらに、 施設によって治療方針は様々で 今行われている治療は ベストな医療であるのか? ご自身で判断されるのは大変難しいことだと思います。     そこで当院では問診表に今までの治療についてと クリニック名を詳細にご記入いただいています。   患者様からいただいた情報を元にデータ集積すると 誠実なクリニックであるかどうかはわかってくるんですね。※もりた鍼灸院はどこのクリニックとも提携はしていません。     例えば、 ここでは名前は伏せますが、 ○○クリニックでは、 1回目の採卵は凍結0、 2回目は複数の胚盤胞凍結 というように、 なぜかこここのクリニックに通う患者さんは 同じパターンなんです。   連日の自己注射や採卵、 お身体に負担のかかる治療な上に 高額な医療費を支払って凍結0、、 ( ̄▽ ̄;)     △△クリニックでは、 質問をしても高圧的な態度で 自分が今どのような治療をしているのかすら 教えてもらえず、 度重なる陰性の原因は 「卵子の質が悪い」で片づけられてしまい。。   6回移植陰性後の転院先で 「帝王切開瘢痕部症候群」ということが分かり 傷口からの分泌液が着床しない原因でした。     クリニック選びで重視するポイントは…

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2021年06月26日

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の鍼灸治療について

こんにちは!もりた鍼灸院の河野です。   多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、 卵胞発育に時間がかかり、 なかなか排卵しない疾患です。   当院でも排卵障害を主訴に ご来院頂くことが少なくありません。   今回はPCOSの原因や治療法、 鍼の有効性について書いていこうと思います。       ○LH高値を特徴とするPCOS 排卵が上手くいかない原因は、 簡単に説明すると、 排卵に関わるホルモンバランスの崩れ にあると考えられています。   具体的には、 卵巣内の過剰なアンドロゲン(男性ホルモン)が 排卵障害を引き起こしています。   高アンドロゲンの原因は 脳の下垂体から分泌されるLHと 血糖値を下げるインスリンというホルモンの作用です。   血液検査をすると LHがFSHよりも高くなるという特徴があります。 (※LH:黄体化ホルモン FSH:卵胞刺激ホルモン)       ○PCOSの治療法 PCOSの治療法は、 排卵誘発剤を使って排卵のチャンスを増やすことから始まり、 内服薬だけで排卵が難しい場合は 注射→腹腔鏡手術→体外受精 と、順にステップアップしていきます。   内服薬や注射を ある程度試してうまくいかない場合、 腹腔鏡下卵巣多孔術(LOD)の適応となります。   LODとは、 レーザーで卵巣に小さな穴を複数開けて 自然排卵を促す治療法です。           LODにより 自然排卵が回復する機序は明らかではなく、…

2021年06月16日

理想的な内膜厚とは?

  本論文は、 薄い子宮内膜での妊娠成績について検討した、 大変興味深い報告です。   Hum Reprod 2018; 33: 1883(カナダ)   【要約】 2013〜2015年に実施した 新鮮胚移植24,363件と凍結融解胚移植20,114件について、 カナダの33施設が加入するデータベースから 子宮内膜厚と妊娠成績との関連を後方視的に検討しました。 なお、自己卵子とドナー卵子の双方を含みます。 結果は下記の通り。 5例以下は確率の表示なし(ー)とし、 有意差のみられた項目を黒太字表示としました。   A 新鮮胚移植 子宮内膜厚 症例数 臨床妊娠率 流産率 出産率 8.0mm〜 19,220 43.2% 22.0% 33.7% 7.0〜7.9mm 1,837 34.6% 26.4% 25.5% 6.0〜6.9mm 647 33.7% 27.1% 24.6% 5.0〜5.9mm 155 25.8% 30.0% 18.1% 4.0〜4.9mm 29 20.7% ー ー 〜3.9mm 26 ー…

2021年06月15日

薄い子宮内膜を厚くする運動

こんにちは!もりた鍼灸院の河野です。   子宮内膜が薄い原因は、 ①クロミッドの副作用によるもの ②流産後掻爬術後など機械的ダメージによるもの ③血流不全 です。   今回は原因の一つである 血流不全を改善する運動について書いていきます。   〝適度な運動〟とは一体どれくらいなのか? 患者様にもお伝えしている運動法を是非実践してみて下さい。   鍼と併用していただくことで、必ず効果は現れます。     ○妊活中、最も効果的な運動とは? 子宮に血流を届けるためには、 全身の血流を良くすることが重要です。   ネットや本で勧められている、 ストレッチやヨガ、ウォーキングは 筋肉や関節を痛める原因になることも 少なくありません。   また、身体に負担のかかり過ぎる運動は 活性酸素を作り卵巣や子宮に悪影響になるので 注意が必要です。   身体に負担が少なく、 全身の血流を良くする方法として、 ラジオ体操は自宅で簡単にできる上に、 全身の筋肉を効率的に動かすことができるので 妊活中にはもってこいの運動法です!   まずは週2回のラジオ体操を3週間実践してみて下さい。 (筋肉痛が出るようなら週1回に減らしてもOKです)   最初の1週間はダラダラと、 最後の2週間は額から汗が出るくらい一生懸命やります。   個人差個体差ございますが、 3週間後には大概の方が お身体の変化を実感されています。     ○運動をしても厚くならない子宮内膜 運動のみで内膜が厚くなればいいのですが、 なかなか変化が出にくい方がいらっしゃるのも事実です。   ・体温が低い ・血圧が低い ・元々運動習慣がない ・流産後掻爬術による機械的ダメージにより内膜が薄い  …

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2021年06月03日

【不妊鍼灸Q&A】子宮内膜がなかなか育ちません

    ご質問ボックスよりいただいたご質問にお答えしていきます。 不妊鍼灸を受けるか迷われている方の参考になれば幸いです。   その他ご質問がございましたら 下記お問い合わせフォームよりお気軽にご質問ください。 →  ご質問ボックス     Q.子宮内膜がなかなか育ちません。1番厚い時で6mmです。現在、体外受精に挑戦中ですが3回連続移植キャンセルになりました。処方されたビタミン剤を飲んでも鍼灸に通ったりもしましたが効果がありませんでした。他にできる事はないのか悩んでいます。       A.内膜を厚くするためには、とにかく骨盤内の血流を良くすることしかありません。 ビタミンEなどの内服薬も血流を良くするためのものです。   鍼灸には様々な流派があり、院によって治療効果も異なります。 そのため、通っていた鍼灸院の結果で 鍼は効果がないと認識されてしまう事も少なくありません。   子宮内膜肥厚効果を実感していただくためには、 子宮の血流を良くする鍼をきちんとしてもらう事が大切です。     鍼の効果を維持するためには運動も重要です。 運動は鍼で良くなった血流を保つための基礎になります。   家を建てるのに例えると、 基礎がしっかりしてないと良い家は建ちません。 基礎が運動、建物が鍼。   過去の患者様では、 いくら鍼をして血流が良くなっても 次回お越しの際には元に戻ってしまいます。   運動をすることで 治療効果が継続し常に血流を良い状態に保つことができます。   運動はラジオ体操をお勧めしています。 自宅で簡単にできる上に 全身の筋肉を効率的に動かす事ができる 超優秀エクササイズです。   まずは週2回を3週間継続してみて下さい! 最初の2週間はダラダラと 最後の1週間は額から汗が出るぐらい一生懸命やってみて下さい。 (もし途中で筋肉痛が強く出るようなら週一回に変更してもOKです)     長くなりましたが、 薄い子宮内膜をふかふかにするためには、 ①卵巣の血流を良くしてくれる鍼灸院を選ぶ ②鍼灸と運動を併用して行う…