不妊治療

トリガーポイント鍼療法による不妊・不育鍼灸セミナーのお知らせ
この度ご縁がありセイリン株式会社様にて、 不妊・不育鍼灸セミナーを実施する運びとなりました。 今までの不妊鍼灸にはない、 西洋医学を元にした新しい内容になっております。 初学者から有資格者の方まで、 わかりやすい講義ができる様、 精一杯努めさせていただきますので、 是非ご参加いただければと思います。 【講義内容】 ・薄い子宮内膜の原因と対策 ・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対する鍼の有効性 ・原因不明不育症に対するトリガーポイント鍼療法のアプローチ方法 ・トリガーポイント鍼療法の基礎 ・大臀筋・中臀筋・小臀筋の触察・手技療法・刺鍼方法 お申込みはSEIRINホームページよりご確認ください。 [オンラインセミナー]トリガーポイント鍼療法による不妊・不育鍼灸セミナー|セイリン株式会社 もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号 電話番号 0422-47-8538 メールアドレス:moritaacu@gmail.com 営業時間 AM9:00〜PM8:00 定休日 不定休 アクセス 三鷹より徒歩3分 当院facebookページはこちら http://bit.ly/1TL7Zxy

卵子の質を上げるためにできること
こんにちは!もりた鍼灸院の河野です。 体外受精あるいは顕微授精において 分割が途中で止まってしまい 胚盤胞まで育たなかった場合や、 複数回胚移植をしても陰性が続く場合、 医師からは卵子の質が悪いと一言で 片付けられてしまうことも少なくありません。 では、卵子の質を改善することはできるのでしょうか。 そもそも何をもって“卵子の質”というのか? 鍼(はり)の効果があるのかどうかも含め 書いていこうと思います。 ○卵子の質の低下とは? 卵子はお母さんのお腹にいる時に作られ、 その後増えることはありません。 20歳で排卵する卵子は、 卵巣で20年眠っていた卵子であり、 40歳で排卵する卵子は、 卵巣で40年眠っていた卵子です。 つまり卵子は排卵されるまでの非常に長い期間、 卵巣内で様々なストレスにさらされ続けるため 質の低下が起こってきます。 これが、いわゆる卵子の老化現象です。 卵子は加齢の影響をそのまま受けているのです。 老化現象は、妊娠率低下、奇形率増加、流産率増加につながります。 このような加齢による染色体異常や胚の発育の悪化は “卵子の質の低下”と言い換えることができます。 そして卵子は新しく作られることがないため その質の改善を試みることは非常に難しいことなのです。 ○卵子の質を上げるためにできること 卵子の質が低下する詳細なメカニズムは 未だ不明な点も多く、 有効な治療法がないのが現状です。 ただし何もできることがないかと 言われればそうではありません。 今ある卵子を少しでも質を下げないために できることはあると思います。 都内の有名クリニックでは 下記の治療を推奨しています。…

天使のたまご様にて不妊鍼灸セミナーを行いました
先日、「天使のたまご」様にて トリガーポイント不妊鍼灸の講義をさせていただきました。 トリガーポイント不妊鍼灸の基礎、 独特な鍼のコンロトールテクニックを学んでいただいた後、 実技講習となりましたが、 熱心に取り組まれている姿が印象的でした。 当院の3大柱 ・薄い子宮内膜に対するアプローチ ・多嚢胞性卵巣症候群の排卵を促す治療 ・原因不明不育症に対するアプローチ 是非臨床の現場で生かしていただければ幸いです。 もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号 電話番号 0422-47-8538 メールアドレス:moritaacu@gmail.com 営業時間 AM9:00〜PM8:00 定休日 不定休 アクセス 三鷹より徒歩3分 当院facebookページはこちら http://bit.ly/1TL7Zxy

FSHが下がったのは鍼の効果?
こんにちは。もりた鍼灸院の河野です。 先日、患者さんからこんな質問がありました。 「生理3日目に測ったFSHが前回は15を超えていたのですが、今回は8.2でした。これは鍼の効果なのでしょうか?」 今回FSHが下がった理由と鍼の効果の可能性について書いていきます。 ○採卵周期FSHが下がった理由 FSHは周期によって変動するホルモンなので、 たまたまこの周期が低かっただけの可能性も考えられますが、患者さんに詳しくお話を伺うと 前周期にピルを1週間服用していました。 ピルを使った後の生理開始直後は E2とともにFSHも 本来のその人の数値より抑えられる傾向にあります。 FSHが15だった際の前周期には ピルを服用していなかったことを考えると、 今回FSHが下がった理由は 前周期のピルによるものと考えられそうです。 このように、 FSHが高い場合、 カウフマン療法やエストロゲン補充療法を行い FSHを適正な数値に安定させてから 採卵周期に入るための治療を行います。 FSHが高いと採卵を行わない理由は、 排卵誘発剤の効き目が悪くなるためで、 一般的にはその目安は15とされています。 ○鍼(はり)でFSHは下がる? 前述したように、 FSHは周期による変動があるので 一概に鍼の効果を断言する事はできません。 ただ、日々患者さんを診ていく中で 当院で鍼灸治療をスタートしてから ピルの服用をしていないにも関わらず、 FSHが正常値まで下がるという変化を 目の当たりにしてきました。 医学的になぜFSHが周期によって変動するのか 原因がよくわかっていないのですが、 鍼をした周期にFSHが下がり、 鍼をお休みした周期にはFSHが上がる という変化を何人も診ていく中で 鍼が何かしらのFSHの変動に 関与しているのではないか? と考えるようになりました。…

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の鍼灸治療について
こんにちは!もりた鍼灸院の河野です。 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、 卵胞発育に時間がかかり、 なかなか排卵しない疾患です。 当院でも排卵障害を主訴に ご来院頂くことが少なくありません。 今回はPCOSの原因や治療法、 鍼の有効性について書いていこうと思います。 ○LH高値を特徴とするPCOS 排卵が上手くいかない原因は、 簡単に説明すると、 排卵に関わるホルモンバランスの崩れ にあると考えられています。 具体的には、 卵巣内の過剰なアンドロゲン(男性ホルモン)が 排卵障害を引き起こしています。 高アンドロゲンの原因は 脳の下垂体から分泌されるLHと 血糖値を下げるインスリンというホルモンの作用です。 血液検査をすると LHがFSHよりも高くなるという特徴があります。 (※LH:黄体化ホルモン FSH:卵胞刺激ホルモン) ○PCOSの治療法 PCOSの治療法は、 排卵誘発剤を使って排卵のチャンスを増やすことから始まり、 内服薬だけで排卵が難しい場合は 注射→腹腔鏡手術→体外受精 と、順にステップアップしていきます。 内服薬や注射を ある程度試してうまくいかない場合、 腹腔鏡下卵巣多孔術(LOD)の適応となります。 LODとは、 レーザーで卵巣に小さな穴を複数開けて 自然排卵を促す治療法です。 LODにより 自然排卵が回復する機序は明らかではなく、…