体外受精・胚移植後の過ごし方
こんにちは!妊活専門鍼灸師の河野です。
体外受精・胚移植後の過ごし方について
生活習慣やお仕事などの影響が気になる方も
多くいらっしゃるかと思います。
今回は移植後の過ごし方についてお話させていただきます。
移植後の鍼灸については下記をご参照ください。
○ 移植後、何日で着床する?
着床は受精後5〜7日目の胚盤胞の段階で起こると考えられています。
したがって胚盤胞移植の場合は移植後1〜2日以内、
初期胚移植の場合は2〜3日後に着床が開始し、
約1週間で着床が完了すると考えられています。
○ 移植後の過ごし方について
【安静】
以前は、胚移植後24~48時間の安静時間が設けられていましたが、
現在では、安静時間なしという施設がほとんどです。
安静の有無によって妊娠率は変わらないことが
2014年に発表された論文(スペイン)に示されています。
【運動】
Fertil Steril 2014, 102: 178(米国)では、
体外受精実施までは運動した方が良いことを示していますが、
胚移植後の運動の是非は不明です。
ただし身体の専門家である私どもの見解としては
筋の修復に血流が集中する可能性もあるので
胚が完全に内膜に埋まるまでは
激しい運動は控えた方が良いでしょう。
適度な血流の確保は必要ですので
ラジオ体操等の軽い運動は
積極的に実施していただくことをお勧めします。
【性交渉】
Fertil Steril 2014, 102: 178(米国)では、
着床期の性交は妊娠率を低下させる可能性を示唆しています。
性交により、子宮収縮、着床の妨害、胚の流出などの
マイナス作用の可能性がありますので、
移植後の性交渉は控えましょう。
【入浴】
移植への影響はありませんが
傷口からの感染症予防の観点から
移植当日は入浴を避けシャワーのみがいいでしょう。
【飲酒】
アルコールが体外受精に及ぼす影響についての
医学的なエビデンスはありません。
妊娠判定日まで適量であれば飲酒可能です。
妊娠後は胎児への影響(胎児性アルコール症候群)
があるので控えるようにしましょう。
【タバコ】
タバコに含まれるニコチンには
血管を収縮させる作用があり
子宮への血流を低下させ、
着床しにくいことなどが報告されています。
月並みではありますが妊活中はご夫婦で
喫煙は控えていただくことをお勧めします。
【食事】
栄養バランスの良い食事を心がけることは大切ですが
過度に気にしすぎる必要はありません。
妊活中に摂取が必要な栄養素は葉酸とビタミンDです。
もし摂取がまだの方は下記ブログをご参照ください。
○ まとめ
移植後は些細なことが気になる時期だと思います。
ですがやはり出来得る限りのことをやったら
最後は穏やかな気持ちで過ごすことが
何よりも妊娠を後押しすると考えますので、
明るい気持ちで夫婦仲良く妊娠判定日を迎えてほしいと思います。
このブログをご一読いただいた皆様の移植が
上手くいくことを心よりお祈りしております。
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