ビタミンDは妊娠にどう影響する?
こんにちは。もりた鍼灸院の河野です。
ここ数年で血中ビタミンD濃度を
測定するクリニックが増えてきている印象です。
貯蔵型ビタミンDである
血清25(OH)Dを採血にて検査をし、
基準値より低い場合、
サプリメントが処方されます。
初診で検査するクリニックもあれば、
ある程度治療を進めてうまくいかない際に
検査するクリニックなど、
クリニックによって重きの置き方には
ばらつきがあるのが現状です。
効果については、
妊娠前のビタミンD摂取により、
血清25(OH)D濃度を
30ng/mL以上にした場合、
30ng/mL未満に比べて、
妊娠率・出産率が優位に高くなることが
報告されています。
さらに、
ビタミンDと不妊症・不育症の論文は
年々増加しており、
・卵胞の成長
・着床不全
・胎盤の形成不全
・AMH低下
などにも関わることが報告されています。
クリニックによって
重きの置き方にばらつきがあるように、
ビタミンDは単独作用を期待するのではなく、
“足りてないよりは足りていた方がいい”
という考えのもと積極的摂取が推奨されています。
ビタミンDはサプリメント以外にも
食事でも摂取が可能です。
魚類(イワシ、サンマ、シラス干し、ブリ、鮭)
キノコ類(きくらげ、干しいたけ)などに
豊富に含まれています。
また、ご存知の方も多いと思いますが、
紫外線を浴びることにより皮膚で
ビタミンDが合成されます。
ただ、紫外線の少ない季節や毎日の食事では
補いきれない場合もありますので、
どれくらいの不足があるのか、
一度測定されてみても損はないかと思います。
○参考書籍
・臨床婦人科産科 第74巻 第12号
着床環境の改善はどこまで可能か?(医学書院)
・高齢不妊診療ハンドブック(医学書院)
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