不妊治療

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2020年10月22日

体外受精 胚移植後の過ごし方

  体外受精での移植時期に来院される患者さんに 良く聞かれる質問があります。 「移植後、気をつけたほうがいいことはありますか?」 今日はこの質問に私がいつも答えている内容を 書いてみたいと思います。     ○激しい運動はしない 激しい運動が 実際どこまで着床に影響するのかは 誰にもわかりません。 ですが、ほとんどのクリニックで 激しい運動は控えるように指示されていますし、 念のため控えられるのが良いかと思います。     ○ラジオ体操をする 激しい運動は 身体に良くないとされる 活性酸素を作る原因になるため おすすめしませんが、 ラジオ体操程度の運動はむしろした方がいいと 個人的には思っています。   適度な血液循環の確保は 着床を促す一つの要因であると考えられています。 ラジオ体操は全身の循環を良くする運動として 不妊治療中の患者様には必ずおすすめしています。   ⭐︎あくまで個人的な意見であり、 移植後、絶対安静とするクリニックもありますので、 ご自身が通われているクリニックの指示に従ってくださいね。     〇お腹、お尻、足を冷やさない たびたびブログにも書いていますが、 冷えは血液の流れを悪くする一つの要因です。 お腹はもちろん、 腰・お尻周りや足首周りも冷やさないことは 大切です。   もしもカイロを貼る場合は、 同じ場所を汗をかくまで温めないように こまめに貼り替えることをお勧めしています。 これは、交感神経優位の状態が続くと 血管は収縮してしまい、 逆に血流が悪くなってしまうからです。     ○まとめ 移植後の鍼灸が着床を促す理由は 主に“血流”と考えられています。 体を冷やさない、適度な運動をする というのも血流を維持するために行うものです。…

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2020年10月07日

流産後のお休み周期中の過ごし方

      流産は本当に、 私には察するに余りあるほど お辛い経験です。 当院にも、 過去に流産の経験がある方は たくさんいらっしゃいますし、 当院通院中に妊娠されても、 その後流産という結果になってしまう方が 少なからずいらっしゃることも 正直なところです。       経験された方の中には 主治医の先生からも説明があったと思いますが、 初期の流産では特に、 多くの原因は染色体異常によるものです。       これについては 精子と卵子が出会って 受精卵となった時点で 決まっていた運命だと考えられ、 誰にでも起こりえることです。       妊娠中の過ごし方に流産の原因を見出し、 ご自身を責める方がいらっしゃいますが、 染色体異常だった場合は どんな過ごし方をしていたとしても 起こってしまうものです。       ですが、 染色体異常以外でも 流産のリスクが高まる要因がいくつか わかっています。       ・血流の悪さ、血液のかたまりやすさ ・内分泌系 ・子宮形態異常 ・夫婦染色体異常 などですね。       そしてこれらについては、…

2020年09月29日

患者様の声(不妊治療)

            N様 高齢という事もあり不安でしたが、 治療を重ねるごとに血流が良くなっている事を実感でき、 慢性的な腰痛も取っていただきました。 様々な移植のオプションを付けるよりも 子宮内環境や体調面を整える事を 優先して治療を行いました。 不育が心配なので まだまだお力添えいただきたく思いますが 今後とも宜しくお願いします。         この度はご懐妊誠におめでとうございます! 初診時はお尻や足も冷たく、 エコーで確認した血管も細く 血流が悪い印象でしたが、 移植前は血流も良好で、 万全の状態で移植に挑まれました。 不安に思う事も多いとは思いますが 出来る限りサポートさせていただければと思います。 Nさん、 とっても嬉しいご報告ありがとうございました! 河野         不妊鍼灸については下記のお電話、LINE@にてお気軽にお問い合わせください。 不妊治療専用ダイアル:0422-26-8338 LINE@:@nfc2885u         もりた鍼灸院 住所 東京都三鷹市下連雀3-44-13 ライオンズプラザ三鷹 402号 電話番号 0422-47-8538 メールアドレス:moritaacu@gmail.com 営業時間 AM9:00〜PM8:00 定休日 不定休 アクセス 三鷹より徒歩3分 当院facebookページはこちら http://bit.ly/1TL7Zxy

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2020年08月06日

クロミッドやセロフェンの作用について

    クロミッドやセロフェンは、 不妊治療において 最も用いられることの多い 排卵誘発剤のひとつです。       本来はなかなか自力で排卵することが難しい、 排卵障害がある方に用いられるお薬です。       セキソビットなどの内服薬に比べて、 排卵させる力が強いので第一選択薬として よく使用されています。       脳下垂体からの FSH(卵胞刺激ホルモン)分泌を 促進させるお薬のため、 排卵障害をお持ちの方が スムーズに排卵できるようになるところも 過去の患者様を通して私自身 目の当たりにしてきました。       ただし、クロミッドやセロフェンは その抗エストロゲン作用が弊害となり、 継続的な服用で 頸管粘液が減少したり、 子宮内膜が薄くなるという欠点があります。       特にタイミング法でこの薬を使って 妊娠にチャレンジしている場合は注意が必要です。 排卵を促すことができても、 精子が子宮頸管を通過しにくくなってしまっては 本末転倒だからです。       その為、 精子が自力で頸管を泳がなくても子宮に入れる 人工授精と相性が良いと言われています。 子宮内膜が薄いと判断された場合は 別の排卵誘発剤が選択されます。       また、クロミッドやセロフェンは、…

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2020年07月29日

あえて弱い刺激を選ぶこともある

    卵巣の刺激法には様々なものがありますが、 施設のポリシーや、患者様の状況によっても 大きく変わってきます。       体外受精で採卵をするにあたって、 卵巣機能がある程度しっかりしていて、 月経期に卵胞が複数存在していれば、 注射などの強い刺激をすることで、 たくさんの卵胞が 育ってくれる可能性があります。       逆に、 卵巣機能が低下を招いていて、 月経期に卵胞の数自体が少なければ、 仮に注射を毎日打ったとしても、 育ってくれる卵胞の数は 大して増えてくれません。       採卵あたりの妊娠率は、 簡易刺激に比べて たくさん卵子が採れる高刺激の方が 高いとされている為、       「自然周期採卵だと 採れる卵の数が少ないので、 注射で刺激してくれるクリニックに 行きたいんです」 とおっしゃる方もいますが、       例えば、 ホルモン値も良くなく、 AMHも低く、 月経期内診時にも見える胞状卵胞の数が 少ないのであれば、 自然周期でも刺激周期でも、 採れる卵の数に そう大差がでないかもしれません。       その為、 AMHを含めたホルモン値や、 月経期の内診時に見える胞状卵胞の数などを…