子宮頸がんワクチン接種について

 

 

子宮頸がんはHPVワクチン接種で

予防可能ながんの一つです。

 

 

 

WHO(世界保健機関)をはじめ、

CDC(米国疾病予防センター)やEMA(欧州医薬庁)など

世界中の医療専門機関で接種が推奨されており、

欧米の多くの国では80%の接種率となっています。

 

 

 

一方、日本では、

数年前に定期接種化となったものの、

その直後には〝積極的勧奨の一時差し控え〟となり、

現在、日本産科婦人科学会は

積極的勧奨の再開を求めている状況です。

 

 

 

とはいえ、

日本でもHPVワクチンの定期接種

という位置づけに変わりはなく、

小学校6生から高校1年生は

HPVワクチンを無料で接種できます。

 

 

 

ですが、日本での接種率は今や1%以下です。

少しでもリスクがあるものを薦めるのは無責任

という意見がありますが、

予防接種にせよ、治療にせよ、

100%リスクがないものはありません。

 

 

 

例えば、

インフルエンザワクチンも同様に

副反応はあります。

 

 

 

リスクより利益が大幅に上回るかどうか、

リスクをどのように最小限に抑えることができるか、

世界中の医師や医療研究者が

継続的に研究を重ねています。

 

 

 

幅広い研究で安全性や効果に対する

多くのエビデンスを客観的に評価して、

諸外国ではHPVワクチン接種率アップに

取り組んでいるのです。

 

 

 

当院では、

軽度異形成をお持ちの患者様が

次の検診までに状態を良くする事を目的に

鍼灸治療を受けられています。

 

 

 

食事や質の良い睡眠、

鍼(ハリ)で筋肉の凝りを取り除く事で免疫力を上げ、

体質改善に取り組まれています。

 

 

 

リスクがあるものは怖い

というのは自然な感情ですが、

科学的根拠に基づく正しい知識を得た上で

ご本人様または保護者の方が接種を受けるかどうか

一人一人が考えることが重要なのではないでしょうか。

 

 

 

個人的な意見にはなりますが、

疾患に対して不安に思いながら過ごすより、

ワクチン接種で予防をした上で

2年に1度の検診で早期発見することが

必要なのではないかと考えています。

 

 

 

 

参考文献

子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために(日本産科婦人科学会)

日本産科婦人科学会のHPVワクチン接種の早期勧奨再開を強く求める声明

HPVワクチン導入以後、子宮頸がんにつながるHPVの2つの型が減少

HPVワクチンで、前がん病変の発症率が50%以上下がる(カナダ)

HPVが引き起こすがんの推計92%はワクチンにより予防可能

日本における子宮頸がんの動向が明らかに(大阪大学)

2019年のがん統計予測(国立がん研究センター)

低い日本の検診率(厚生労働省)

 

 

 

 

 

もりた鍼灸院

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