【専門家直伝】トリガーポイント鍼療法Mスタイルとは?効果的な施術法を解説!
【この記事でわかること】
・トリガーポイントとは?
・Mスタイル独自の診断・施術アプローチ
・なぜ一般的ガイドラインよりも効果を上げられるのか?
・鍼灸・整体・リハビリ関係者も必見の臨床ポイント
トリガーポイントとは?
トリガーポイントとは、筋肉の中にできる「硬く、押すと痛いしこり」です。
押されるとその場所以外にも痛みが飛ぶ(関連痛)**ことがあり、肩こりや腰痛、頭痛、膝痛など、さまざまな症状の原因になります。国際的なガイドラインでも、トリガーポイントは慢性痛の原因として重要視されており、正確な診断と治療が求められています 。
Mスタイルとは?──認知覚と責任筋同定に特化した鍼療法
私が実践している「トリガーポイント鍼療法Mスタイル」は、一般的な基準とは違う独自の診断方法を重視しています。
その大きな特徴は、次の2点です。
1. 認知覚(患者さんの「まさにそれ!」反応)を最重要視
施術中に患者さんが
「そこ!」「まさにそこです!」
と強く反応するポイントを探し当てます。
これが、トリガーポイントが症状の原因である「確かな証拠」となります。
2. 収縮痛・伸長痛による責任筋の特定
- 筋肉を縮めたときの痛み(収縮痛)
- 筋肉を伸ばしたときの痛み(伸長痛)
これらを誘発して、**症状を引き起こしている「本当の原因筋肉」を探し出します。
単なる「押して痛い場所」だけではなく、動作と症状を結びつけた診断を行います。
なぜMスタイルは効果が高いのか?
近年の研究では、トリガーポイントの診断には「筋硬結+圧痛点+関連痛」などが必要とされます 。
しかし、これらは施術者側の判断に依存しやすく、患者さん本人の「リアルな痛み感覚」が見逃されるリスクがあります。
Mスタイルでは、
・認知覚(患者自身の感覚)
・収縮・伸張の動作誘発
という双方向型アプローチを重視するため、
- 施術者の判断ミスを防げる
- 深層筋や隠れたトリガーポイントも見逃さない
- 患者自身も納得できる施術になる
といったメリットがあります。
その結果、再発率の低下、治療効果の早期実感にもつながっています。
Mスタイルが向いている人・症状
次のような方には、Mスタイル施術が特におすすめです。
- 長年、原因不明の痛み・コリに悩んでいる
- 整骨院・整体・マッサージで改善しなかった
- デスクワークやスポーツで慢性的に体がつらい
- 姿勢矯正をしても根本改善しない
- 痛みの正体を自分でもハッキリ理解したい
まとめ:トリガーポイント治療は「感覚×機能診断」が鍵!
トリガーポイント治療を成功させるには、
「患者自身が確信できる認知覚」と「動作検査で責任筋を特定すること」が絶対に欠かせません。
Mスタイルはこの2つを柱にした施術法です。
従来のガイドラインにとらわれず、本当に患者さんの体に向き合う治療を目指しています。もし慢性的な痛みでお困りなら、ぜひ一度Mスタイルによるトリガーポイント鍼療法を体験してみてください。
【参考文献】
Baeumler P, Hupe K, Irnich D. (2023). Proposal of a diagnostic algorithm for myofascial trigger points based on multiple correspondence analysis of cross-sectional data. BMC Musculoskeletal Disorders
もりた鍼灸院
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