手技療法の筋膜リリースと鍼による筋膜リリースの違いってなに?
こんにちは!もりた鍼灸院の河野です。
長年悩んできた痛み・・行き着く治療法は手技療法なのか鍼療法なのか・・?
今回はトリガーポイント鍼療法と手技療法の違いも含めて筋膜リリースについて書いていこうと思います!
○筋膜リリースとは・・・
まず「筋膜」とは筋肉を包んでいる膜のことです。筋膜は薄い膜でできているので、運動や同じ姿勢を長時間続けたり、筋肉に負荷がかかることで癒着(膜などが、炎症などのためにくっついてしまうこと。)してしまうことがあります。
筋膜リリースとは、筋膜の委縮・癒着を引き剥がしたり、引き離したり、こすったりすることで、腰痛などを治そうというやり方です。筋膜リリースは筋膜はがしと呼ばれることもあります。
○筋膜リリースのやり過ぎは症状を悪化させる?
肩や首が過度に凝り固まっていたり、運動のやり過ぎによる筋肉の炎症が起きていたり(いわゆる筋肉痛)、筋肉が疲れている状態でストレッチボールやポールで擦ってしまうと、筋膜の炎症が悪化してしまい、症状をさらに強くしてしまうことがあります。
先日の患者さん。「サーフィンをした後に肩甲間部にストレッチポールを入れて、ゴリゴリと筋膜剥がしをしていたところ、ピキッと痛みが走ってからずっと痛みが続いています。」という症状でご来院されました。
運動直後の炎症してる筋膜を無理に擦ってしまったのが痛みを悪化させた原因と考えられます。痛みの原因になっていたトリガーポイント形成部位に鍼刺激を入れることで症状は緩解しました。何事も〝適度〟が大事なのかもしれませんね。
○鍼と筋膜リリースの違いってなに?
〜トリガーポイント鍼療法で肩凝り・腰痛改善〜
癒着した筋膜を剥がすことで、コリや腰痛を改善しようとするのが筋膜リリースですが、深い所に痛みの原因がある場合、手技療法では厳しいことも多々あります。実際に腰痛をお持ちの患者様で「骨盤の奥の方が痛い」という方がいます。この場合、なかなかマッサージなど手技療法の筋膜リリースで症状を取ることは難しいです。表面の緊張は手技療法で解決できますが、筋肉の奥深くの原因は鍼でピンポイントで当てて症状を取っていく、といった感じでしょうか。
トリガーポイント鍼療法は、肩凝りや腰痛の原因になっている筋膜に直接アプローチしていきます。「あっ!そこそこ!」「私の痛いところはまさにそれだ!」という感覚を鍼で出すことで辛い症状は改善していきます。(痛めた経過によって早く良くなる方もいれば、時間のかかる患者さんもいますので、個人差個体差はありますが。)
ありがたいことに、初めてトリガーポイント鍼療法を体験された方は「長年痛みで悩んで色々試したけど、こんなに効果のある治療法は初めて」と驚かれて帰られます。
↓トリガーポイント鍼療法について詳しくはこちらからご覧ください。
トリガーポイント鍼療法ってどんな治療法?
☆まとめ
・筋膜リリースのやり過ぎで症状が悪化することがある
・トリガーポイント鍼療法は手技療法では届かない深部の筋までアプローチできるので凝りや痛みを根本から除去できる
筋膜リリースで症状が悪化してしまった、長期慢性化した痛みなど辛い症状でお困りの方は
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もりた鍼灸院
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